夏休み残り2週間。お子さん、宿題ちゃんとできていますか?
確認してみると、あ…自由研究やってない…夏休みあるあるです。
あれこれ悩むより、3日以内にAEDについて書いて完了させちゃいましょう。
もくじ
1ページ目:AEDが何かを書く(製作1日目)
小学校でも英語を習うようになったので略語含め下記のことをまずまとめて書きます。
・AEDとはAutomated External Defibrillator 自動体外式除細動器 である
・心臓が止まると、何もしなければ1分で10%ずつ助かる見込みが減る
・胸骨圧迫(旧名称:心臓マッサージ)をしていても1分で3-5%(2-3%との説もある)ずつ助かる見込みが減る
・救急車を呼んでも8.7分かかるから救急車呼ぶだけでは助からない
・AEDは心臓が止まった人が助かる可能性があるうちに僕らが助けることができる機械なんだ
ノートよりも大きい用紙ならば1ページすべて使って書くイメージです。助かる見込みについてはネットで【心停止 救命率】とキーワードに打ち込み“画像”を選択すると、たくさん図が出てきます。夏休みの自由研究ならばそれらの画像をプリントアウトして使用させてもらっても、まず問題はないかと思います。助かる見込みの画像、AEDの画像などを検索して貼り付けると良い感じになります。日本光電製やフィリップスなどのAEDを調べてみるとよく見かけるAEDが出てきます。
2ページ目:救急蘇生の手順(製作1日目)
webで【AED 手順】か【BLS 手順】とキーワードで打ち込み、画像検索で出てきたものをプリントアウトした絵を貼りつけ手順を自身の文字で書いてください。手順もプリントアウトしたものを載せるとちょっと簡略化しすぎかもしれません。書き写しでよいので手書きしましょう。
3ページ目:AEDが設置してある場所を調べる(製作2日目)
AEDの設置場所を探します。設置場所は例えばWebで財団全国AEDマップと調べるとAED設置場所が出てきます。
アプリでも【AEDマップ】などのアプリで検出することが可能です。
自身の住まいのところの周辺を調べて、スクリーンショットを行い、プリントアウトして貼り付けます。
このマップに載っているところの中で、現地に行って写真を撮れる場所を探します。最も写真を撮りやすいのは少し大きめなスーパー(イオンなど。)などです。恐らくこのような場所は総合受付の中で店員に言わないと出てこないのではなく、AEDと書かれたボックスなどに入ってわかりやすく置かれていたりします。その横でお子さんに立ってもらってAEDを指さしながら撮ると自由研究っぽいです。体育館の近くなどにも同様にAED用スタンドなどに収納されている場合があります。
写真を撮るときは、収納されているスタンドの扉を開けないようにしてください。誰でもいつでも使えるように目に見えるところに置いてあるので、盗難される可能性があり、ほとんどの場合は、スタンドの扉を開くと警報がある仕組みになっています。(この警報には周りにいる人を集めて救護者を増やすという目的もあります。)
2枚ほど写真を撮って、マップと一緒に写真を貼りましょう。『実際に設置場所に行ってみた!!』などと書くと自由研究っぽいです。
ここでもう1つオプションです。周りの施設などでよく見るAEDがこのAEDマップなどに載っていなかったら、是非その場所も撮ってください。その写真には『マップに載っていなかった場所でもAEDを見つけた!!』としてください。実はWebやアプリのAEDマップは“設置施設が同意”のみのAEDしか載せられていません。同意の用紙はいろいろ書く項目があるために、AED購入時に同意書が取れなかったりもします。これは最後の考察で大変役に立ちます。
4ページ目:AEDの管理(製作3日目)
AEDには消耗品が2つあります。使用するときに使うパッドと、バッテリーです。どちらも数年間持ちます。AED設置者の多くは医療のスペシャリストではありません。そのような方でも管理ができるように、今はほとんどすべてのAEDがセルフチェックとして、毎日自動的に点検をしてくれます。パッドやバッテリーの使用期限が切れそうになるとAEDの外から見えるインジケーターが✖になります。すべて大丈夫だと緑色などのマークになります。なので点検はここを見ればOKです。✖になった場合は、アラームが鳴るのですぐにわかります。また、最近のAEDではインターネットを通じてもうすぐアラームが鳴るよとメールで教えてくれる機能が付いていたりします。
これらを踏まえて
・AEDの管理について調べた
・ちょっと前はAEDを使おうとすると、動かなくて使えないことがあったそうだ
・AEDはパッドとバッテリーが消耗品
・最近のAEDは自分でチェックをしてくれているようになっている
・大丈夫なときはインジケーターが緑色になる
・もうすぐバッテリーが切れそうなどの時にはメールで教えてくれるAEDもある
などをAEDの写真を添えて載せると良いです。【日本光電製 AED】というキーワードに、パッド、バッテリー、インジケーターなどを組み合わせて検索すると画像が出やすいかと思います。
5ページ目:考察と感想(製作3日目)
考察に関しては、
・たくさんあることがわかったが、それは十分なのか?(病院では200mに1台設置しているところもある→どの場所からも100m範囲 僕らが住む場所ではまだまだ足りないかも。スーパーだって入り口付近で倒れたらAED設置場所まですごく遠かったりする。)
・救急車は8.7分で到着する。AEDがどれくらい近くにあったら取りにいくべきだろう(すぐに行ける場所くらいまでが良いかも。)
・AEDが見やすく置いてある理由(普段からあることを印象付けるため、探しやすいためなど)
・最初の電源の入れ方が、スイッチを押すタイプとフタを開くと自動的に電源入るタイプとある。(どちらも確実に電源を入れてアナウンスが聞けるよう配慮されている)
・小児用モードに切り替えるスイッチがあるがいつ使う?(小学校入る前まで。)
・AEDマップに載ってないAEDもある。(だから普段からここAEDあるかな?と考えることも必要)
などを取り込みながら書くと良いと思います。
感想は、お子さんの率直な感想を。定期的にAEDを知る機会を作らないといざというときに躊躇するかもという1文があるといいかもしれません。
まとめ
大きめの用紙に5枚程度でまとめれば、立派な自由研究になります。AEDマップに載っていないAEDがあることは、学校の先生も知らなかったりするので驚いてもらえたりします。(驚く=よく調べたねと高評価になる 笑)
実際にAED設置場所に行くと、室内に置いてあったらAEDマップに載っていても夜は使えないとか、“AED設置場所”というステッカーで置いてあることがわかったりとか、様々な発見があります。
子供と一緒に楽しんでAEDを知ってみてください。
最後にこれは自由研究に載せると少し難しいかもしれませんが…。AEDの普及で使用する件数は確実に増えてきています。
それに伴って、救命率も上がっています。
救命率が更に上昇することを切に願います。
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